今日はTOPIXが29年ぶりの高値になり保有株の時価総額が18万増えました。
3月の配当取りも有り堅調な動きです。
今年に入ってからの保有株の時価総額は約300万増えましたがIPOの含み損は25万程度あります。
日銀のJREIT買いの見直し
日銀が3月の金融政策の点検で不動産投資信託(J-REIT)の買い入れを見直すか、市場で注目されています。
これまでの購入により、現行ルール上の買い入れ限度額の「リミット」に迫る銘柄が出ているためです。
このままではいずれ現行ペースでの買い入れが難しくなり、緩和の後退にもつながりかねません。
アナリストや日銀の一部からは、政策ツールの持続性・有効性確保に向けてルール修正などの可否が議論になる可能性があるとの声が出ています。
新型コロナウイルス対応
日銀は新型コロナウイルスの感染拡大で市場が不安定になったことに対応し、昨年3月に資産買い入れの積極化を打ち出しました。
J-REITの残高増加ペースは年間約1800億円を上限とし、原則の約900億円から倍増させています。
この結果、2020年12月末のJ-REITの残高は前年同月比20.6%増の6696億円と大幅に増加しています。
増加額は1145億円と、18年末から19年末にかけての増加額506億円に対して2倍以上となりました。
足元ではコロナ危機対応で拡大した1回当たりの買い入れ額は縮小していますが、個別銘柄では保有比率がルール上の上限に近づいてきたものもでてきました。
J-REIT購入には格付けがAA格相当以上、年間売買成立日数200日以上かつ年間売買累計額200億円以上、買い入れ限度額は各REITの発行投資口総数の10%以内といった基準が設けられています。
日銀が提出した大量保有報告書を基にみずほ証券がまとめたところ、21年1月初旬の時点で、日銀が保有していると確認できる23銘柄のうち7銘柄で保有比率が9%台に達していることが分かりました。
上記の銘柄については日銀の買いは一旦減少すると思われます。
概況
日経平均株価は、前日比302円高の3万216円と大幅に反発して取引を終えました。
終値ベースで3万円台となるのは、2月25日(3万168円)以来、3週間ぶりです。
TOPIX(東証株価指数)は同24.48ポイント高の2008.51ポイントと8日続伸しました。
終値ベースで2000ポイントを回復するのは、1991年5月2日(2001.49)以来、約29年10カ月ぶりです。
現地17日の米国株高を受け、朝方から買い先行でスタートしました。
時間外取引での米株価指数先物が上昇したことも支えに、日経平均株価は午前10時00分に、前日比570円高の3万485円と本日の高値を付けました。
後場は、前場終値から上げ幅を縮小してスタートし、午後零時35分には、前日比127円高の3万41円と本日のの安値を付けました。
正午、19日まで開く日銀の金融政策決定会合で、長期金利の誘導策は変動を認める幅を現状より若干広げるという予測が出ています。
日米金利差の縮小を見込み、ドル・円相場が一時1ドル=108円70銭台と円高方向に振れたことから上昇幅を縮小する場面もみられました。
その後、押し目を拾う動きから上げ幅を取り戻しました。
東証1部の出来高は15億9934万株で、売買代金は3兆3544億円、騰落銘柄数は値上がり1444銘柄、値下がり654銘柄、変わらず97銘柄と大商いでした。
日経平均株価の下値は堅いとみた投資家が、バリュー株を中心に拾う動きに出ているように思えます。