テンバーガーとは
非常に成功した野球の試合に相当する株式という意味合いで用いられたことから始まりです。
ウオール街で評価額が最初の購入価格の10倍となった投資であったり、株価が10倍になる可能性のある投資などを指す言葉として使われています。
テンバーガー候補株
優良株
優良株は堅調に右肩上がりに推移するのが特徴で、米国株で言うとコカコーラ(KO)、P&G(PG)、ユニオンパシフィック(UNP)、ハーシー(HSY)などが該当します。
優良株の定義は色々ありますが、収益性や財務の健全性において高い安全性を確保している銘柄のこと言い、知名度の高さやグローバルに事業展開していることなどが特徴です。
日本株だとトヨタ自動車(7203)、ソニー(6758)などで比較的長期に渡って保有する必要があります。
急成長株
急成長株は文字通り急成長している会社のことです。
米国株で成長株の代名詞とも言えるアマゾン(AMZN)のように株価は20年で400倍と凄まじいの一言ですが、急成長した会社の背景を探ることで、今どういう事業を行っている会社をテンバガー狙いで買えばいいかが見えてきます。
特に今はコロナ後の社会が大きく変わる転換期なのでネット販売、物流、リモートワーク、医薬品、環境関連、エネルギー関連、通信関連には大きなチャンスがあります。
その反面競争も厳しく銘柄の選別には注意が必要です。
業績回復株
業績回復株は業績が大きく落ち込み倒産リスクなどがあったものの、どうにか乗り越え立ち直った会社のことです。
立ち直れずに実際に倒産してしまう可能性があるので、倒産リスクがある中で買うのは難しいかとは思いますが、トイザらスは経営がうまくいってなかった親会社であるインターステートデパート面とストアーズから独立して大きく化けました。
業績回復株は成長株より短期で儲けれる可能性があるタイプだと思いますが、倒産リスクがあるような銘柄がお宝株となったりします。
しかしながら、倒産し上場廃止となってしまっては元も子もないので、一発逆転の可能性はあるかもしれませんが、見切り発車で投資ではなく投機的な投資、ギャンブル的な投資とならないように注意が必要です。
含み資産株
含み資産株は不動産や株式や特許など、価値がある資産を保有しているが、その資産がまだ株価に反映していないかったり気付かれていなかったりで過小評価されている株です。
中南米、東南アジア、中東など、新興国は先進国より高い成長性を秘めており、海外で不動産や土地を保有していたりする会社は、その不動産や土地の価値が上がり大きな資産となる可能性があります。
しかし、含み資産株は逆にその保有資産の価値が下がる可能性もあるので大きく下落することも想定しなければいけません。
テンバーガー候補の条件
あくまでも私の考えですが下記の項目をクリアーすれば可能性が高いと思っています。
- 創業者(代表取締役社長)が筆頭株主もしくは2位株主
- 社長が40歳代と比較的若く進歩的な考え
- 上場してから5年以内の銘柄
- 時価総額が300億円以下の銘柄
- 時代にあったテーマ性がある銘柄
- 業種がIT、通信業、ゲームなどの成長産業
- 株価500円以下の低位株
- 急成長株・ベンチャー企業
- 新興株(マザーズ・JASDAQ)もしくは東証2部銘柄など今後1部昇格可能銘柄
株価が大きく上がる為には、それだけ多くの人に買われる必要性があります。
多くの人にわかりやすい買い材料がある株が、人気がでて大きく買われる可能性があります。
テンバーガーは収益が大幅に伸びているものの、妥当なバリエーションで取引されている株式として始まります。
テンバガーを見つけるには業界について学び、確率したプレーヤーを持つ成熟した業界ではなく、潜在的なテンバーガーになる可能性がある成長する業界を知る必要性がありまり、時代の半歩先をみるためのトレンドやテーマ性の流れにいち早く気付くこと目を養うことが必要です。