概況
日経平均株価は前日比102円安の2万7055円と4営業日連続して続落しました。
米ジョージア州での上院決選投票(現地5日)の結果待ちで様子見気分の強いなか、朝方は、円高・ドル安が重しとなり、利益確定売りが先行しました。
ただ、好調な米経済指標を背景にした5日の米国株高もあって、いったんプラス圏に持ち直す場面もありました。
その後は、買いが続かず、再度軟化しました。
後場入り後には、米長期金利上昇への警戒感もあり、グロース(成長)株中心に売りが続き、一時2万7002円(前日比156円安)まで下落しました。
一巡後は下げ渋りましたが、戻りは限定され、大引けにかけて再び弱歩調となりました。
一方、バリュー(割安)株が広範囲に買われ、TOPIX(東証株価指数)は1796.18ポイント(前日比4.96ポイント高)と4営業日ぶりに反発しました。
東証1部の出来高は11億7958万株、売買代金は2兆2996億円、騰落銘柄数は値上がり1428銘柄、値下がり686銘柄、変わらず72銘柄でした。
明日の日本株
米ジョージア州の上院決選投票が現地5日に行われ、開票が進んでいます。
開票速報では接戦の中、民主党候補リードとの報道が伝えられているが、なお最終結果待ちの状態にあります。
現地8日には米12月雇用統計の発表も控えており、米イベントにらみで積極的な売買は手控えられる可能性があります。
一方、国内での新型コロナウイルス感染者数の推移にも注視する必要があります。
政府は7日に首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言を出すことを決定します。
対象期間は、昨春の同宣言時の1カ月程度を参考に検討を行っています。
一方、新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は5日の会見で、緊急事態宣言を出したとしても感染状況が2番目に深刻なステージ3相当まで下がるところまでいくのは、1カ月未満では至難の業と、さらに時間がかかるとの見方を示しました。
感染拡大傾向が長引くようだと景気へのダメージが改めて意識されることにもなります。
今日の取引き
ENEOS(5020) 379.2円 1000株売却
ブランディングテクノロジー(7067) 1509円 100株売却
エクセデイ(7278) 1259円 100株売却
みずほFG(8411) 1339円 100株売却
スタメン(4019) 1479円 100株買い 1489円 100株売却
今日の確定損失はマイナス4900円でした。