概況
日経平均株価は前日比714円高の2万7568円と大幅に続伸しました。
1990年8月15日(終値2万8112円)以来約30年4カ月ぶりの高値水準となります。
朝方は、米追加経済対策法案の成立を背景に米株主要3指数が揃って最高値を更新した流れを受け、買いが先行しました。
時間外取引の米ダウ先物高も追い風となり、株価指数先物買いを交えて上げ幅拡大の流れとなり、大引け近くには2万7602円(前日比748円高)まで上伸しました。
東証1部の出来高は10億2087万株、売買代金は2兆2042億円、騰落銘柄数は値上がり1814銘柄、値下がり316銘柄、変わらず46銘柄でした。
掉尾(とうび)の一振を感じさせる動きですが、まさかここまで上がるとは思いませんでした。
過剰流動性が勝り、新規買いに買い戻しの流れとなっています。
*掉尾の一振とは年末最後の売買日となる「大納会」に向けて株価が上昇する様子を示す言葉です。
明日の日本株
30日大納会の東京株式市場は、堅調が持続しそうです。
29日の日経平均株価は大幅続伸し、2万7568円(前日比714円高)引けました。
米追加経済対策法案の成立を背景に米株主要3指数が揃って最高値を更新した流れを受け、買い優勢となりました。
時間外取引の米ダウ先物高も追い風となり、上げ幅拡大の流れとなり、1990年8月15日以来約30年4カ月ぶりの高値水準に浮上しています。
心理的なフシ目となる2万7000円大台を軽々突破し、大きく戻りを試す動きに改めて基調の強さがうかがえます。
年内最終取引日となり、年末年始休暇を前に急ピッチな上昇に対する利益確定売りも想定されますが、クリスマス休暇明けの海外投資家が来年の株高をにらんで買いに動いているとの観測もあり堅調な動きとなりそうです。
今日の取引き
スタメン(4019) 1396円 100株買い 1414円 100株売却
JT(2914) 2071円 100株買い 2077円 100株売却