概況
日経平均株価は、前日比61円安の2万6756円と反落して取引を終了しました。
朝方は、前日の大幅反発の反動や、現地9日の米国株式指数が下落した動きなどから売りが先行しました。
午前9時5分に前日比177円安の2万6639円と本日一番の安値を付けました。
その後は、下げ渋る動きから底堅く推移しました。
後場に入り、指数寄与度の高いソフバンG (9984)が上げ幅を拡大したことから、上昇に転じる場面もみられました。
しかし、高値警戒感もあり、売りに押される動きでした。
為替市場では、ドル・円が1ドル=104円40銭台(9日終値は104円22-23銭)で、もみ合いました。
東証1部の出来高は11億8216万株、売買代金は2兆7269億円、騰落銘柄数は値上がり739銘柄、値下がり1339銘柄、変わらず101銘柄でした。
日経平均株価はソフバンG効果もあり底堅く推移しましたが、今後は出遅れ感のある中小型株のバリュー株に物色の矛先が向かうことが多くなりそうです。
日銀は10日の東京株式市場で、通常のETF(上場投資信託)とJ━REITの購入を見送りました。
明日の株式相場
10日の米国市場ではNYダウが69ドル安でした。
週次失業保険申請件数が前週から大幅に増加したため、景気回復が停滞するとの懸念から嫌気されました。
しかし、米食品医薬品局(FDA)が早ければ本日中にもコロナワクチンの緊急使用許可を認可するとの期待や、ムニューシン米財務長官が追加経済対策協議でかなりの進展があったと報告すると下げ幅を縮小しています。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の26645円、円相場は1ドル104円20銭台で推移しています。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から小じっかりの展開が見込まれ、SQに絡んだ売買は若干買い越しとなると思います。
SQ通過後は方向感の掴みづらい相場展開が見込まれますが、ファイザーのワクチン承認を控えて売り込む流れにはなりづらく、反対に承認となれば反発狙いの買いが向かいやすくなります。
また、ナスダックは反発しており、半導体株は高安まちまちではありますが、売り材料にはなりにくいと思います。
日経平均は26500円処が支持線として意識されやすく、SQ値を上回っての推移となるようだと、心理的にも年末高への期待につながります。
物色の流れとしては引き続き政策に絡んだテーマ株の一角に短期筋の資金が向かいやすい傾向です。
ただし、ワクチン承認から物色対象が変化をみせてくる可能性も高く、週をまたいでのポジションは取りづらいところでもあります。
また、来週からはIPOラッシュが年末まで続くことになります。
そのため、テーマ株からIPOに関心が集まるほか、好発進となるようだと還流した資金が利食い対象であった時価総額の大きい中小型株のリバウンド狙いにも向かいやすくなるため、こちらも物色対象の変化を見極めたいところです。
SQ通過後は海外勢はクリスマス休暇に入るため商いは小さくなりやすいと思います。
一方で米国では21日のテスラのS&P500指数への組み入れが控えており、S&P500構成銘柄への需給を大きく変化させてきます。
一方でフェイスブックの訴訟問題からグロース株への利食い警戒や追加経済対策の年内合意への思惑などもあり、年末まで気の抜けない相場展開だと思います。
今日の取引き
三菱UFJG(8306) 444.8円 100株買い
NISAの枠が50000円残っていたので買いました。
配当が2500円なので減配がなければ5年間で12500円はいるので損益分岐株価は
320円になります。
そこまでは下落しないと思い買い戻しました。
LIFULL(2120) 393円 100株売却
今日の確定利益は500円でした。