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過熱感があり利確したほうがいいのか、この動きに乗って買っていくのがいいのか。
今週の東京市場は前週後半の新型コロナウイルス感染者数の急増で慎重ムードとなった地合いとは別世界の強さに驚きました。
新型コロナ感染拡大の流れはむしろ加速している状況ですが、そこには目をつぶってワクチン開発期待を背景とした景気回復に向けた思惑や、一段の金融緩和期待を買うという、いいとこ取りの強気相場になっています。
今週の立ち会い日数は4日間でしたが、上昇一服場面はなく、週末にかけ29年7ヵ月ぶりの高値を連日更新しました。
NTTドコモ (9437) のTOB成立に伴い、TOPIX連動型パッシブファンドのドコモ売却に伴う巨額余剰資金再投資の動きも、全体相場の押し上げ要因になったようです。
概況
日経平均株価は前日比107円高の2万6644円と4日続伸しました。
連日でバブル崩壊後の高値を更新しています。
朝方は、26日の米国株式市場が休場で手掛かり材料に乏しいなか、急ピッチな上昇に対する警戒感から利益確定売りがやや優勢となり、弱含んで始まりました。
いったん切り返す場面もありましたが、株価指数先物売り交え、再度マイナス圏入りし、前場終盤には2万6419円(前日比118円安)まで下落しました。
一巡後は根強い買いに下げ渋り、後場入り後には再度プラス浮上し、一時2万6672円(前日比135円高)まで上昇しました。
その後は、一服商状ながら、大引けにかけて高値圏で推移しました。
東証1部の出来高は15億2950万株、売買代金は3兆4069億円、騰落銘柄数は値上がり1500銘柄、値下がり608銘柄、変わらず68銘柄と大商いでした。
週末で利益確定売りが出ていますが、それ以上に押し目買いや買い戻しの動きが強いようです。
時間外の米ダウ先物がさえず、1ドル=103円台の円高・ドル安にもかかわらず、相場は強いことに違和感がありますが、持たざるリスクが意識されているようです。
日銀は27日の東京株式市場で、通常のETF(上場投資信託)の購入を見送りましたが、J━REITは前回20日と同額の12億円買い入れました。
今日の取引き
応用地質(9755) 1260円 100株買い
風力発電については、政府が今年7月に洋上風力の主力電源化を目指し、30年までに発電容量を原発10基分に当たる1000万キロワットとする目標を示しています。
再生可能エネルギー普及の切り札として期待されており、これから重要政策の実現に向けた技術開発が加速します。
現在は洋上風力発電の促進地域を対象に事業者を選定する作業が進められています。
応用地質 (9755)は洋上風力発電市場における環境アセスと地質調査を手掛けています。
終値は1255円 売り目標は1280円です。
平和不動産リート(8966) 115400円 4株買い 115600円 4株売却