概況
日経平均株価は前日比43円高の2万3601円と3営業日ぶりに小反発しました。
朝方から、買いが先行しました。
12日の米国株式がハイテク株中心に上昇した流れを受け、2万3667円(前日比109円高)と高く寄り付きました。
しかし、直後から利益確定売りに傾き下げに転じました。
時間外取引で米株価指数先物が安く、重しとして意識され、一時2万3490円(前日比67円安)まで軟化する場面がありました。
一巡後は持ち直し、後場入り後には再度プラス圏入りしましたが、上値は限定され、大引けにかけて小高い水準で推移しました。
東証1部の出来高は8億7081万株、売買代金は1兆8405億円、騰落銘柄数は値上がり1045銘柄、値下がり1028銘柄、変わらず103銘柄でした。
後場は、これと言った材料はなかったですが、夜間の米ダウ先物が下げ渋り、それに歩調を合わせた動きのようです。
しかしこの膠着相場を抜けるには国内の大きな材料が必要です。
マザーズ指数は7日ぶり反落
マザーズ指数は前日までの6日続伸で130pt近く上昇したうえ、2018年1月高値(1367.86pt、取引時間中)に迫ってきたため、目先の利益を確保しようとする動きが強まりました。
ただ、引き続きデジタル化に絡んだIT関連株が循環的に物色され、マザーズ指数は朝方に取引時間中の年初来高値を更新すると、その後も底堅く推移しました。
マザーズ指数は7日ぶり反落、売買代金は概算で2525.37億円、騰落数は、値上がり131銘柄、値下がり187銘柄、変わらず10銘柄でした。
個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ(4385)が小幅に下落し、BASE(4477)は3日続落しました。
売買代金上位ではHENNGE(4475)などが売りに押されました。
立会外分売の実施を発表したイオレ(2334)は短期的な株価の過熱感もあって大幅続落し、下落率トップとなりました。
一方、時価総額上位ではラクス(3923)や弁護士コム(6027)の堅調ぶりが目立ちました。弁護士コムは一部報道を受け、電子署名市場の拡大に乗る銘柄として関心を集めたようです。売買代金上位では日本情報C(4054)が急伸し、提供するサービスがIT導入補助金の対象に認定されました。
本日マザーズに新規上場した日通システム(4013)は公開価格を8割強上回る初値5500円を付けたましたが利益確定の売りが優勢となり4925円で取引を終えました。
今日の取引き
キャノン(7751) 1698円 200株売却
三菱商事(8058) 2512円 100株買い
8月31日にウオーレンバフェットの買いで暴騰したのですが今日は5大商社の中でもっとも売られました。
昨日もキャノン(7751)が大きく売られましたが本日買い戻されました。
配当利回りも高く買い直されると思います。
終値は2505円でしたが売り目標は2530円です。
住友商事(8058) 1247円 100株買い 1250円 100株売却