概況
日経平均株価は前週末比257円高の2万3139円銭と4営業日ぶりに大幅に反発しました。
朝方は、買いが大きく先行しました。
前週末の米国株高に続き、時間外取引(日本時間31日)での米株価指数先物の上昇もあり、一時2万3342円(前週末比459円高)まで上げ幅を拡大しました。
辞任を表明した安倍晋三首相の後任を選ぶ自民党総裁選に菅義偉官房長官が出馬の意向を固めたと伝えられ、安倍政権の路線継続への期待も支えとして意識されましたが、買い一巡後は上値が重くなり、大引けにかけて伸び悩みました。
東証1部の出来高は13億4148万株、売買代金は2兆3508億円、騰落銘柄数は値上がり1605銘柄、値下がり492銘柄、変わらず74銘柄でした。
明日の日本株
菅義偉内閣官房長官が自民党総裁選に出馬を検討すると伝わったことで携帯料金引き下げへの思惑が高まり、日本テレホンや日本通信が物色されましたが、大手キャリアは業績懸念が強まり、KDDIやドコモが大幅安、ソフトバンクは売り出しの発表も嫌気され続落しました。
先週末に安倍首相辞任報道を受けて動意づいた麻生フォームクリートやイムラ封筒、ムサシが手じまい売りに押され売られました。
日経平均は3桁の上昇となったものの、後場は失速しました。
257円高と金曜28日の下げ分(326円安)を埋め切れずに終えました。
終値(23139円)では5日線(23163円、31日時点)も下回りました。
前場で400円以上上昇していただけに、物足りない動きでした。
トヨタが取引終盤に下げに転じたことなどは印象が悪い動きでした。
菅氏が総裁選に出馬すると伝わったことが買い材料の一つになったようではありますが、この先に別の候補が優勢と伝わるようなら、それがそのまま売り材料にもなり得ることから、まだしばらくは荒い値動きが続くとみておいた方がいいようです。
23000円台を早々に回復したことは、大崩れの可能性が低下したという点においてポジティブですが総裁選の行方は相場を大きく左右しそうです。
今日の取引き
KDDI(9433) 3125円 100株買い
菅氏が総裁選に出馬すると伝わったことで一斉に通信株が売られましたがあくまでうわさを材料としているので明日は戻すと思います。
終値は3078円 21時2分のPTS(夜間取引)は3098.5円 売り目標は3150円です。
ブランデイングテクノロジー(7067) 1350円 100株売却
日本リテールファンド(8953) 158800円 1株売却
今日は合併の報道から大きく上げたので5株のうち1株だけ利確しました。
今日の確定利益は16500円でした。