概況
日経平均株価は前日比629円安の2万1710円と大幅に6営業日続落し、安値引けでした。
全面安の展開となり、6月15日(終値2万1530円)以来1カ月半ぶりの安値水準になりました。
6連敗は19年4月26日-5月14日の7連敗以来です。
朝方から売りが先行し、米4-6月期GDP(国内総生産)速報値が過去最大の減少幅を記録し、米景気の先行きが懸念されました。
30日の欧州株式やNYダウの下落に円高・ドル安も重しとなり、軟調に推移しているところに、昼休みの時間帯に「東京都の感染者、新たに400人以上確認 過去最多」とのニュースが流れ、大引けにかけて下げ幅拡大の流れとなりました。
東証1部の出来高は16億7899万株、売買代金は2兆7815億円、騰落銘柄数は値上がり134銘柄、値下がり2032銘柄、変わらず7銘柄と全面安になりました。
決算への警戒とともに新型コロナ感染者数の増加で心理的によくない状況です。
日経平均は200日線をあっさり割り込み、次の75日線で下げ止まらいと、さらに下押す可能性が出てきます。
日銀は31日の東京株式市場で、通常のETF(上場投資信託)を前回29日と同額の1002億円、J━REITを前回30日と同額の15億円それぞれ買い入れました。
ETF買い
日経平均株価は629円安の2万1710円で安値で引け、6日連続安で約1カ月半ぶりの安値水準となりました。
米4-6月期GDP(国内総生産)速報値が過去最大の減少幅を記録して米景気の先行きへの懸念が増幅され、円高・ドル安も進展。東京都における新型コロナウイルス感染者数が新たに400人以上確認されたと伝わったことも下げ幅拡大につながりました。
ここで、日銀のETF(上場投資信託)買い入れに着目すると、今週30日までに買い入れたのは27日と29日の2回。
いずれも1002億円ですが、直近の傾向と違ったのが、29日の日経平均の安値2万2366円に対し、2万2334円まで下落した30日にETF買い入れが実施されなかったことです。
米国株がこのところ上値の重い動きをしていることもあるだろうが、7月に入り29日までの買い入れ額の合計は予算枠の半分の5010億円と、余裕があったのに買い入れていませんでした。
このことが、日経平均の2万2000円台維持に固執しないと解釈された可能性がありそうですが、ともかく株価形成の2大要素である需給とファンダメンタルズのうち、ファンダメンタルズが当面、ほぼ頼りにならない状況だけに、ETF買い入れがどの水準で活発化するのかが大きく株価を左右します。
今日の取引き
今日はIPOが2銘柄上場しましたので日本情報クリエイト(4054)を購入しました。
日本情報クリエイト(4054) 2320円 100株買い
初値2210円 高値2480円 安値2157円 終値2310円でした。
Sun Asterisk(4053) (情報通信)はストップ高になりました。
相応の初値上昇となりましたが、地合いが悪く7月中旬までのIPOのような爆発的な上昇にはつながりませんでした。
売り目標は2400円です。
日本情報クリエイト(4054) 2265円 100株買い 2335円 100株売却
日本リテールファンド(8953)126400円 1株買い 126400円 1株売却
JT(2914)が配当維持が発表されキャノンショックのように暴落しないと思われホッとしました。
配当利回りと優待を重視して買っていましたがコロナ後の世界を見直して投資計画の見直しが必要です。