概況
日経平均株価は前日比1454円28銭高の1万9546円63銭と大幅に3日続伸しました。
上げ幅は歴代5位の大きさで、1万9500円回復は今月10日(終値は1万9867円12銭)以来の高値水準となりました。
米経済対策成立への期待感から24日のNYダウが過去最大の上げ幅を記録し、欧州株式も軒並み急騰した流れを受け、リスクオンの機運が高まりました。
中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などアジア株高も支えとなり、いったん1万9100円台に乗せました。
その後、高値圏でもみ合が続いたが、後場入り後に、米ホワイトハウスは新型コロナウイルスに対する景気対策で民主党と合意との一部報道を受け、株価指数先物にまとまった買いが入り、一段高となりました。
大引け近くには1万9564円38銭(前日比1472円03銭高)まで上げ幅を拡大しました。
下がるときも早いですが上がるときも早くジェットコースターのような相場です。
東証1部の出来高は22億8028万株、売買代金は3兆7364億円と連日の大商いでした。
騰落銘柄数は値上がり2055銘柄、値下がり93銘柄、変わらず20銘柄でした。
主要国の金融・財政政策が効いてきました。
新型コロナ・ニュースで下げてきましたが、期末に絡んだ売りやリスク回避の売りも出尽くしたように思われます。
利益確定売りで多少の乱高下があるにせよ、とりあえず底は打ったように思います。
丸紅 1900億円の赤字転落の見通し 巨額の下方修正
大手商社の「丸紅」は、ことし3月期のグループ全体の決算で最終的な損益が2000億円の黒字から、1900億円の赤字に転落するという見通しを明らかにしました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響などで原油や天然ガスといった資源価格が下落しているためだとしていて、これまでの予想と比べて3900億円もの巨額の下方修正となります。
これからの商社の決算が心配です。
3月決算で配当利回りのいいことから買われていますが軒並み資源価格の下落で下方修正の可能性があります。
伊藤忠(8001)は資源の影響は比較的少ないですが住友商事(8053)あたりは影響があるかもしれません。
利益が出ている間に売るつもりです。
本日もJREITが暴騰
本日はJREITが全銘柄が上昇しました。
ストップ高が11銘柄あり39銘柄は10%以上上昇、その中の19銘柄は15%以上上昇しました。
予想分配金利回りが7%以上の銘柄は14銘柄あり明日も上がる可能性が高いです。
4%くらいが適正なので減配の可能性もありますが現在6%以上のものがおすすめです。
ただホテルリートはかなりの減配になると思うので長期投資でない方は見送ったほうがいいと思います。
今後経済対策でお金が出回りますので配当の高いものは底堅いと思います。