あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2020年の大発会を迎えた6日の東京株式市場は、中東情勢の緊迫化を受けて投資家がリスク回避に傾き、幅広い銘柄が値下がりし大荒れの展開になりました。
日経平均株価は前場後半に昨年大納会(12月30日)終値比508円09銭安の2万3148円53銭まで下落し、その後も大引けまで大幅安で推移しなりましました。
取引開始とともに、情報通信や電子部品など主力銘柄に海外の短期投資家による注文とみられるまとまった売りが出ました。
一方、国内投資家の動きは鈍く、大幅に値下がりした銘柄でも値頃感から買いを入れる雰囲気は乏しく米国とイランが大規模な武力衝突を起こして中東全域が混乱し、日本が世界景気の悪化に巻き込まれるシナリオを懸念する相場となりました。
日経平均株価は前営業日比451円76銭安の2万3204円86銭と大幅に3営業日続落しました。
東証株価指数(TOPIX)も23.87ポイント安の1697.49と続落、85%の銘柄が値下がりし、値上がりは13%。
出来高は12億1971万株、売買代金は2兆2246億円でした。
イランが核合意を破り、イラク議会が米軍撤収を決議採択したことでより米国とイランの関係が悪化したことがリスクオフの要因になり安全通貨である円が買われ、リスク資産である株が売られることになります。
ただ昨年の大納会も3桁の下落(181円安)で、この2日で600円を超える下げとなっています。
本日に関しては、休場明けで動きが荒くなりやすい中でわかりやすい売り材料が出てきたことから、センチメントが一方向に傾いたことで下落が大きかったと思われます。
1月3日の米国市場ではダウ平均が233ドル安(28634ドル)となったが、前日2日の上げ幅(330ドル高)の範囲内にとどまっており、パニック的な売られ方ではありませんでした。
ドル円も円高には振れているが、昨年の年初と比べると値動きはマイルドで、中東の地政学リスクがグローバルマーケットのブル基調を転換させたという雰囲気はまだないと思います。
軍事行動のエスカレートに警戒を要する局面ではあり、引き続き米国株や為替の動向に注意を払う必要はありますが、特段の好材料がなくても、大幅安の反動で強めに戻すという展開も可能性としてはあります。
テクニカル的には75日線(22866円、6日時点)が注目されます。
昨年9月後半の調整局面では、25日線をあっさり下に抜けたものの、75日線がサポートになって反転しました。
同水準より上で推移しているうちは、上昇トレンド継続と思われます。
さえない大発会となったことで、目先は不安定な地合いが続きそうですが、23000円を割り込むような場面があればです3月配当の優良株は仕込む好機と捉えたいです。
今日の取引き
JUKI(6440) 850円 200株買い
SUBARU(7220) 2661円 100株買い
ラウンドワン(4680) 534円で200株買い539円で200株売却(1日信用)
今日の確定利益は990円でした。