株式投資には大きく分けて2つの投資スタイルがあります。
スイングトレードは数日間から数か月間で完結するトレード デイトレードとは市場が開いている時間内で完結する日ばかり取引のことです。
スイングトレード
スイングトレードとは、 数日から数週間で売買を完結させる短期トレードのことを指します。数ヶ月の場合でもスイングトレードと呼ぶこともあるのです。
スイングトレードは短期売買なので株式における企業の業績、将来性などを考慮する「ファンダメンタル分析」を重視します。さらにチャートから過去の値動きを表した指標を参考にする「テクニカル分析」も同様に重視します。
ファンダメンタルズ分析とは、財務状況や業績をもとにして、企業の本質的な価値を分析する方法です。会社の価値に対して株価が割安か、今後の成長が見込めるかを分析して株を買います。
「企業価値に対して株価が割安な企業や、事業の成長が見込まれる企業は、将来的に株価が企業価値に見合う価格まで上昇する」というのが、ファンダメンタルズ投資の基本的な考え方です。
では、企業価値とはそもそも何でしょうか。革新的なビジネスモデルなど、いろんな側面がありますが、代表的なものとしては、安定性、成長性、収益性が挙げられます
ファンダメンタルズ分析では、これらの要素を、いろんな指標を使いながら分析していきます。分析といっても、決して難しくはありません。代表的な指標をいくつか覚えてしまえば、簡単に使うことができます。
安定性
自己資本比率 純資産にしめる自己資本の割合。40%以上なら優良。
流動比率 流動資産を流動負債で割った率。
1年以内に返済する必要がある借金を返す余裕が有るか確認できる
手元流動性 すぐ換金できる資産を、1ヶ月の売上高で割る。
月商1ヶ月分の現金が手元にあれば安全。
有利子負債依存度 借金に頼りすぎていないかを確認する。50%以上なら危険。
成長性
EPSの経年変化 EPS(一株の利益高)が増えていってるか。
収益性
売上高総利益率 売上高総利益率が高い企業は、高付加価値商品を販売している。
代表はiPhoneでおなじみのApple。
売上高営業利益率 売上高総利益率が高い企業は、高付加価値商品を販売している。
売上高営業利益率が低いと、営業費用がかさんでおり効率が悪い。
売上高経常利益率 企業の総合的な経営効率がわかる。
総資産回転率 資産をいかに有効に売上に結び付けられているかがわかる。
ROE 株主のお金をどれだけ有効に使ったかわかる指標。
当期純利益÷資産×100 理想値 5%以上
ROA 会社の総資産を有効に使っているかわかる指標。
当期純利益÷資本×100 理想値 15%以上